子育て期の女性を活かして労務管理人材不足を乗り切る工夫
2018年12月10日
宮井英行
(中小企業診断士)
(中小企業診断士)
人材不足の中、働き方に何らかの制約がある女性を、いかにして活用していくかという課題があります。実際にはどのような取組みがあり、どんな事に気をつければ良いのでしょうか?
1 最近の女性の就労について
総務省統計局の「平成29年労働力調査年報」によると日本の就業者数全体は、2012年から2017年の5 年間に250万人増加しており、そのうち201万人が女性の増加によるものです。また、子育て期に女性の就労率が下がるいわゆる「M字カーブ」現象のくぼみも大幅に浅くなりつつあります。一方で、経済協力開発機構(OECD)の最新データ(2017年度)によると、大卒女性の就労率は40か国中30位で、先進国の中では低さが際立っています。これらのデータから、最近の日本では子育
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