【公益NEWS拡大鏡】休眠預金等活用法における指定活用団体の指定に関する考察

尾上選哉
(大原大学院大学教授)

朝日新聞 平成31年1 月12日朝刊
『休眠預金活用へ選定』

 内閣府は、本年1 月11日に民間公益活動を促進するための休眠預金等に係る資金の活用に関する法律(以下、「休眠預金等活用法」という。)20条1 項に基づく「指定活用団体」に、一般財団法人日本民間公益活動連携機構(JANPIA)が指定された旨の文書(内閣府指定文書)を公表した(本誌2 月15日号〔№981〕、11頁参照)。指定活用団体とは、年間700億円程度発生するとも言われる休眠預金等を民間公益活動の促進に活用するために、内閣総理大臣により一般財団法人の中から指定された、資金分配団体に対する助成・貸付等の民間公益活動促進業務を担う団体である。
 この指定活用団体の公募に対して、JANPIAの他に、一般財
                           

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