【解説】公益・一般法人の勘定科目の選び方と使い方
2019年10月10日
笠田朋宏
(かさだ・ともひろ 公認会計士・税理士)
(かさだ・ともひろ 公認会計士・税理士)
- CATEGORY
- 会計・勘定項目・会計ソフト
- 対 象
- 公益法人・一般法人
目 次
- はじめに〜選び方は慎重に、使い方はテクニック〜
- Ⅰ 勘定科目を慎重に選ぶ
- 1 基礎的な選び方
- 2 選び方が厄介な例
- 3 「決め」が重要
- Ⅱ 公益・一般法人の特色と選び方
- Ⅲ 勘定科目設定のテクニック
- 1 預金・預り金のテクニック
- 2 内容が不明の場合の科目テクニック
- 3 消費税に関するテクニック
- Ⅳ 公益・一般法人の特色と使い方
- おわりに
はじめに〜選び方は慎重に、使い方はテクニック〜
公益・一般法人の日々の記帳業務を行っている経理担当者の方々にあっては、簿記を少しでも学ばれた方や、全くの素人で簿記の「ぼ」の字も解らない方もおられるかもしれない。この点、公益・一般法人の記帳業務は通常の営利企業の記帳と異なる部分もある。特に勘定科目の選び方には留意する部分と、使い方にはテクニックを用いることにより、業務を効率的に行うことができるのである。そして、第一段階としては、勘定科目を慎重に選び(初期設定し)、第二段階としては、勘定科目をどのように使っていくかが重要なポイントとなる。Ⅰ 勘定科目を慎重に選ぶ
公益法人会計基準 第1総則 2一般原則⑶ におこの記事は有料会員限定です。