【『公益・一般法人』第1000号特別記念企画】
私が公益法人業界に関わった“キッカケ”と
本誌『公益・一般法人』への想い
江田 寛

 私は、社会人を経験した後、公認会計士2次試験に合格し外資系の公認会計士事務所を経て独立した。2次試験の合格が1977年だから会計の業界に身を置いてから42年が経過したことになる。かくも長い会計士生活にもかかわらず十分な水準に達していないと感じるのは自分の能力の問題なのか、あるいは会計業界の奥行きの深さなのか分からない。そんな私が、公益法人の業界と関係を持つようになったのは平成元年にさかのぼる。当該年は4月から消費税が導入された年で、独立後10年近く経過し幸いなことに熱心なクライアントに恵まれた私は消費税に関する勉強会を横浜に所在する財団法人の会議室をお借りして実施した。勉強会終了後財団の方にお礼に伺った折に、たまたま在籍していた総務部長から当該法人への関与の依頼を受けた。当時の私はクライアントのすべてが営利法
                           

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