【宵越しの税 はもたねえ。】シーン41 ジャマイカのグレーな思い出
2020年02月10日
上松公雄
(税理士・ニューカルチャー研究室)
(税理士・ニューカルチャー研究室)
幸せな旅路の帰りにて…
うちの妻は、新婚旅行の帰り、ジャマイカの空港で別室に連れて行かれ、トランクを隈無く調べられるという貴重な体験をしています。空港?税関?の職員が目当てとするブツは出てくるはずもなく、程なく放免されましたが、経由地のフロリダの空港では肩から銃を下げた(記憶では)係官とわんちゃんのお出迎えを受けます。空港の通路を歩くわれわれに、恐ろしいことにピンポイントで接近してきた係官は、彼女の手荷物を開けて中身を取り出すように指示し、傍らのわんちゃんが、その荷物をクンクンと嗅いでおりました。ここでもお目当てのブツは発見されず、ひとりと一匹は空港通路の床に荷物を散乱させたまま、挨拶もなしに遠ざかっていきました。
要は、密輸か運び屋と疑われたことのようで、現在で
この記事は有料会員限定です。