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　優秀で期待の大きい若い職員が管理職になりたがらない傾向が増加しており、このままでは組織運営の将来が不安です。何が原因でどのような対策があるでしょうか。

1 　管理職になりたがらない職員増加の現状

　厚生労働省の「平成30年版労働経済の分析」によると管理職でない職員の61.1％が「管理職に昇進したいと思わない」というアンケート調査が発表されています。その理由として「責任が重くなる」が71.3％、「業務量が増え、長時間労働になる」が65.8％となっています。
　この数字から管理職になりたがらない職員が非常に多くなっていることが明白です。
　管理職は組織の連結ピンであり組織を円滑に運営していく上で必要不可欠です。特に課長クラスは、部下を組織の共通の目的に向