【解説】会計ソフトに頼りきりは危険!! 決算整理仕訳と数値検証のポイント【一般法人編】
2019年01月25日
堀井淳史
（ほりい・あつし 公認会計士・税理士・行政書士）
（ほりい・あつし 公認会計士・税理士・行政書士）
- CATEGORY
- 会計・決算・会計ソフト
- 対 象
- 一般法人
目 次
- Ⅰ 会計ソフトの進化と課題
- Ⅱ 勘定科目別の決算整理仕訳
- 1 現金及び預金
- 2 未収会費、未収金（未収補助金等を含む）
- 3 有価証券
- 4 棚卸資産
- 5 前払金
- 6 固定資産
- 7 未払金、未払費用
- 8 預り金
- 9 貸倒引当金
- 10 賞与引当金
- 11 退職給付引当金
- 12 未払法人税等、未払消費税等
- 13 借入金
- 14 経常収益
- 15 経常費用
- 16 経常外損益
- Ⅲ 勘定科目別の数値検証のポイント
- おわりに
Ⅰ 会計ソフトの進化と課題
会計ソフトの進化と課題については、本誌拙稿「公益法人編」を参照。Ⅱ 勘定科目別の決算整理仕訳
1 現金及び預金
⑴ 勘定科目の特性 現金及び預金は、小口現金や預金の入出金に伴い使用する科目である。日常処理で最も多く使用される科目であり、不正な会計処理の隠蔽、帳簿価額の意図的な操作、資産の流用等がなされる可能性が高い科目である。
⑵ 決算整理仕訳 外国通貨及び外貨建預金を保有している場合には、外国通貨及び外貨建預金の決算時の為替相場による円換算額を付す必要がある。決算整理仕訳は次のとおりである。
（借） 現金及び預金 ×××（貸） 為替差益
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