公益・一般法人の機関について理解しよう!

北詰健太郎
(司法書士)
 今年から公益法人の登記を担当することになりました。最近は理事や監事の成り手が少なくなり、定款で定めている最低員数を確保することが難しくなってきています。公益・一般法人の機関というのはどこまでスリム化できるのでしょうか。書籍やインターネットをあたって情報を集めていますが、どちらかというと重厚な機関構成を前提としている解説が多く、理解が深まりません。

一 「機関」とは
 公益・一般法人には、「理事」、「監事」、「評議員」、「理事会」、「社員総会」、「評議員会」というように法令に定められた一定の役割を担う役職や会議体があります。こうした役職や会議体のことを総称して「機関」といいます。
 質問にあるように、高齢化や人口減少を迎えた社会情勢において、役員の成り手が減ってい
                           

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