内閣府会計研究会、
会計基準改正を継続検討へ

 令和4年3月28日、内閣府公益認定等委員会の「公益法人の会計に関する研究会」は、「令和3年度公益法人の会計に関する諸課題の検討状況について」と題する報告書を公表した。本報告は公益法人会計基準の実務上の課題について、毎年度公表されているものである。今回の報告は、前年度から継続して検討されていた正味財産増減計算書を「活動計算書」へと変更する改正について、法人担当者や会計士協会といった関係者にヒアリングを実施した結果をとりまとめたものとなっている。
 以下に公益法人会計を専門とする日本大学教授の尾上選哉氏のコメントを掲載する(本誌編集部:後藤沙織)。 「令和3年度公益法人の会計に関する諸課題の検討状況について」(報告書) の冒頭部分に、「公益法人会計は、公益法人が国民や関係者に対して公益目的事業を適切に実施
                           

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