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渋谷幸夫賞

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HOME > 渋谷幸夫賞 > 渋谷幸夫賞 第3回は菅野文美氏が受賞

「渋谷幸夫賞(全国公益法人協会実務大賞)」の第3回受賞記事は、本誌令和6年6月15日号(No.1093)に掲載された菅野文美氏の “「インパクト測定・マネジメント」の導入と具体例” が選ばれました。
選考対象は『月刊公益』令和6年1月号(No.1084)から12月15日号(No.1104)に掲載された特集、解説記事。読者からの投票結果をもとに審査委員会が「実務・制度への貢献性」「独創性」「解読性」を審査基準として、総合的に評価しています。 以下に、出口正之審査委員長の評言、受賞者のコメントを掲載します。

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受賞記事

受賞記事
「 インパクト測定・マネジメント」の導入と具体例
著者
菅野文美氏
掲載号
令和6年6月15日号(No. 1093)

審査委員長評言

「インパクト測定・マネジメント」については読者の間でもまだほとんど知られていないのではないでしょうか?
その意味でこの論稿を本誌に掲載することは我々にとっても大きなチャレンジでした。しかし、公益認定等ガイドラインの中には、事業報告にこれらを記載することが「望ましい」(法律に基づく審査や監督の対象となる規律ではない。)と記述されるに至りました。

立法過程から見てもできるだけ多くの公益法人の方々に挑戦してもらいたいことでしたが、法人の負担となることでもあり、どの程度読者から受け入れられるのか不安でもありました。しかし、今回、選考委員からも満遍なく推され、かつ読者からたくさんの支持を得られたことは、『月刊公益』に相応しい渋谷賞となったものと思います。

受賞者コメント

菅野文美

この度は、栄誉ある賞を賜り、誠に光栄に存じます。
「インパクト測定・マネジメント」は、その普及自体が目的ではなく、社会的課題に対応する公益活動を支えるための手段の1つです。公益活動において、「これからの時代における公益とは何か」を問い続けることの重要性を感じています。1人ひとりの幸福だけでなく、それを支える社会や環境をいかに持続可能にしていくかという視点に立ったとき、「インパクト測定・マネジメント」は、その問いに向き合うための手がかりになるとの想いで、本稿を執筆しました。

社会的課題の担い手が多様化する中で、公益法人には、行政や営利組織では担いきれない先駆的な役割や、多様なアクターをつなぐハブとしての役割が期待されていると実感しています。私たちも、多様な学びや探索を、全国公益法人協会のような場を通じて実務の現場に根ざした取組みとして積み重ねていくことが必要だと考えています。終わりなき旅ではありますが、これからも尽力してまいります。

菅野文美(すげの・ふみ)プロフィール

(一財)社会変革推進財団 SIIFグローバル グローバルヘッド。
内閣府「新しい時代の公益法人制度の在り方に関する有識者会議」委員。東京大学文学部社会学科卒、国立台湾大学国際華語研修所修了、コロンビア大学国際関係・公共政策大学院修了。

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