【特集】定期提出書類の作成実務〜定期提出書類作成時に確認したい「公益法人」用チェックリスト

髙橋雄一郎
(たかはし・ゆういちろう 公認会計士・税理士・元宮城県公益認定等委員会委員)

はじめに

 定期提出書類は行政庁が公益法人を監督するための一手段として活用され、法人においても公益法人としての事業が適正に運営されていることを確認する一手段となります。
 事業計画書や事業報告(定期提出書類)、変更の届出等を行政庁に対し、適時適切に作成し提出することで、行政庁では形式的に公益認定の基準又は欠格事由等に関連する公益法人の問題点の有無を確認します。
 問題点が発覚した場合には、問題点の重大さを勘案して立入検査が実施されることになります。
 本稿では、事業報告等に係る提出書類のなかの「法人の財務に関する公益認定の基準に係る書類」である、別表A、別表B、別表Cを中心に、それに関わる別表F、別表Hの説明を行うこととします。
                           

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