「監査」の種類と公益法人に求められる「経理的基礎」、「技術的能力」

質問

 当公益法人は公認会計士の会計監査を受けていますが、会計監査のほかにも監事の監査、公益認定等委員会の検査、税務署の税務調査の対応をしています。ところが実はその違いがよく分かっていません。それぞれの監査や検査、調査の違いは何なのでしょうか?また、「監査」や「検査」の際に法人の「経理的基礎」や「技術的能力」はどのように評価されるのですか?

解説

1 公益・一般法人に求められる監査
 公益社団・財団法人は、不特定かつ多数の者の利益の増進に寄与するべく公益的事業を営んでいることから、実施する公益事業が継続的かつ安定的に行える能力と社会からの信頼を得た存在でなければなりません。そのためこれらの公益法人は法令上「経理的基礎」を備えていることが求められており、この「経理的基
                           

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