一般法人及びNPO 法人の設立・会計・税務の比較
2020年11月13日
茂垣志乙里
(もがき・しおり 税理士)
(もがき・しおり 税理士)
- CATEGORY
- 法人運営・制度比較
- 対 象
- 公益法人・一般法人
目 次
- はじめに〜設立趣旨明確化の必要性
- Ⅰ 一般法人及びNPO 法人の主な制度の比較
- Ⅱ 一般法人・NPO 法人の設立の流れ
- 1 一般法人設立の流れ
- 2 NPO 法人設立の流れ
- Ⅲ 一般法人・NPO 法人の会計と税務
- 1 適用する会計基準
- 2 税務上の取扱い
- Ⅳ 法人格のステップアップ
- 1 公益法人の申請と税制の概要
- 2 認定NPO 法人及び特例認定NPO 法人の申請と税制の概要
- おわりに
はじめに〜設立趣旨明確化の必要性
一般社団法人及び一般財団法人(以下「一般法人」という。)及び特定非営利活動法人(以下「NPO法人」という。)は非営利の組織であることから、設立の際に制度比較を行う団体も多い。留意すべき点は、一般法人とNPO法人は、設立の根拠となる法の創設趣旨が異なるということである。
一般法人に関する法律は、平成20年に行われた公益法人制度改革により、いわゆる「公益法人3 法」、すなわち「一般社団法人及び一般財団法人に関する法律」(以下「一般法」という。)、「公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律」(以下「公益認定法」という。)、ならびに「一般社団法人及び一般財団法人に関する法律及び公益社団法人及び公益
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