「資金を助成する」ことで生み出す社会イノベーションの可能性

鵜尾 雅隆
(うお・まさたか 認定NPO法人日本ファンドレイジング協会 代表理事)
 
GSG国内諮問委員会副委員長、大学院大学至善館特任教授なども務める。JICA、外務省などを経て2009年、日本ファンドレイジング協会を創設し、2012年から現職。認定ファンドレイザー資格の創設、ファンドレイジングの祭典「ファンドレイジング日本」の開催や寄付白書の発行、社会貢献教育の全国展開など、寄付・社会的投資促進への取り組みなどを進める。 社会課題解決を担うNPO法人や財団・社団法人(以下、NPO等)に助成金を出す財団法人や企業は多くなってきている。しかし、感覚値として、助成の仕事にかかわる人の多くが、「社会イノベーションを生み出すのは、最前線で課題解決に直接従事しているNPO等であって助成金を出す側はその活動を支援しているにすぎない。」というパラダイムにあるようにも感じる。もちろん、N
                           

この記事は有料会員限定です。

Copy Protected by Tech Tips's CopyProtect Wordpress Blogs.