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公益法人会計の知識ゼロ。わからないことだらけだった私が、効率を劇的にアップできた理由。

公益財団法人小倉百人一首文化財団様

公益財団法人小倉百人一首文化財団様は、2003年に京都商工会議所120周年記念事業の一環として設立されました。主となる施設「嵯峨嵐山文華館」は、百人一首と日本画の魅力を伝えるミュージアムとして運営しています。とくに、嵐山で誕生したとされる百人一首の展示は年間通じて楽しむことができます。
経理を担当する吉岡様は、入社当初は公益法人会計の知識がなく悪戦苦闘の日々でした。弊会にご入会後は、専門誌「公益・一般法人」、相談サービス、セミナーなどを大いに活用いただき、現在では後輩も増えて現場をリードする立場でご活躍中です。
「専門の先生が素早く対応してくださるので、とても助かっています!」とご好評の吉岡様に、当サービスの活用法についてお話を伺いました。

百人一首と日本画の魅力をつたえたい

上崎
吉岡様は職場で、どのようなご担当をしていらっしゃいますか。
吉岡様
小倉百人一首文化財団の運営を委託されている株式会社に所属しています。
経理をはじめ職員の給与計算などの労務関係も担当しています。役職には就いていませんが、一般社員としていまは後輩と2人体制です。
上崎
小倉百人一首文化財団様についてご紹介いただけますか。
吉岡様
主に嵯峨嵐山文華館というミュージアムの運営を行っております。
嵐山で誕生したといわれている百人一首と、中世から近代にかけての日本画の魅力を伝えることがコンセプトです。
百人一首は常設展示で、日本画は企画展として年4回に分けて行っています。
嵯峨嵐山文華館内にはミュージアムショップとカフェも併設しております。

それから、展示室の2階は畳の大広間になっていて、様々なイベントを開催しています。
宝飾や呉服の展示会のためにスペースを貸し出したり、全日本かるた協会や漫画『ちはやふる』の作者を発起人として設立された団体「ちはやふる基金」とのコラボでかるたの競技大会や講座を開催もしています。
上崎
ミュージアムだけでなく、様々なイベントを活発に行われているのですね。ちなみに、弊会を知って頂いたのも小倉百人一首文化財団のお仕事を務められるようになってからでしょうか。
吉岡様
はい。全国公益法人協会さんが財団に直接ご案内をいただいたのがきっかけですね。
専門誌「公益・一般法人」をサンプルでいただいて内容も拝見しました。公益法人会計のトピックだけでなく、税務のこと、労務のこともまとめられていて、毎月届くのが魅力に感じました。
1階のギャラリーでは百人一首の展示を行っている(左)。庭に面したテラス側にはカフェも併設(右)。

入社当初は公益法人会計の知識ゼロだった・・・

上崎
ありがとうございます。ちなみに、入会前に抱えていた職場での課題、お悩みはどんなものがありましたか。
吉岡様
じつはここで働くまで、公益法人会計を知らなかったんです(笑)。
企業会計とは異なる公益法人会計の会計基準に戸惑いつつも、前任者が立て続けに変わり、急に担当を引き継ぐことになりまして……。
十分な引き継ぎが行われなかったこともあり、その時は独学やセミナーで勉強していました。
でも、公益法人会計の原理原則は理解できても「じゃあ、実際にこの財団での会計処理はどうしたらいいの?」と悩んでしまいました。

たとえば経理処理方法ひとつとっても、勘定元帳を見たときに内容は理解できるようになったのですが、「そもそもこの処理は適切なのか」わからなかったんです。
顧問税理士の先生も公益法人を専門に取り扱っているわけではなく、ネットで調べてもわからないし……、このように「実際の現場ではどうしたらいいか」わからなくて困っていた状況でした。

「現場で役立つ会計・税務・労務の情報」が手に入るのが入会の決め手

上崎
そこで入会を決めた理由というのが、当会の専門誌『公益・一般法人』を読まれて「これは役に立ちそうだ」と思っていただいたことだったのですね。
吉岡様
はい。公益法人会計のトピックスだけでなく、税務や労務のことがまとめられている専門誌が毎月届くのが良いと思いました。
専門誌は、最新の情報や知識を定期的にアップデートするために最適だと思います。

役所に尋ねにくい会計のことや理事会運営なども気軽に相談できるのが良い

上崎
入会後、吉岡様は会計に関する相談や質問を弊会に積極的に行っていただいていますね。
吉岡様
さきほどもお話ししましたが、顧問税理士の先生は、公益法人を専門に取り扱われているわけではないので、定期提出書類などの相談は難しいんですね。役所に確認するほどでもない些細な質問はどうしようと悩んだりすることもあります。

その点で全国公益法人協会さんには定期提出書類のことなども気軽に相談できますし、理事会や評議委員会の運営業務でわからないことも質問できるので良いなと思います。

相談サービスの利点は「お墨付き」と「安心感」

上崎
弊会の相談サービスは、メール相談を積極的にご利用していらっしゃいますね。
財務諸表の科目についてや不可欠特定財産についてなど、経理全般についてご質問をよくいただいております。
相談サービスについて、率直なご感想はいかがでしょうか。
吉岡様
専門の先生が素早く対応してくださるので、とても助かっています。
私の場合は、メール相談を利用する前に「こういう回答がくるだろう」と予想をしたうえで質問することもあります。相談サービスはある種、確認の意味も込めて利用しているところがあります。お墨付きをいただくような「安心感」が得られるのが大きいです。
上崎
余談ですが、当会の相談サービスは、「メール」「オンライン」「対面」の3つをご用意しています。そのなかでご利用が一番多いのはメールなんです。メールの強みは、「履歴に残る」という点です。仮に役所から「なぜこのような処理をしたのですか?」という指摘があったとしても、証拠として示すことができます。
吉岡様
私も先生からの文章を履歴として残したいので、メール相談をよく利用していますね。

専門誌「公益・一般法人」は上司や後輩にも見せたくなるほど充実している

上崎
公益・一般法人」については、いまは後輩の方と回し読みをしているのでしょうか。
吉岡様
そうですね。経理だけでなく現場の担当者にも共有したり、上の者に共有すべきトピックスがあったら適宜報告をしています。
上崎
なみに「公益・一般法人」の記事の中で一番役に立っている記事は何ですか?
吉岡様
最近ですと、「正味財産計算書の様式が大きく変わるかもしれない」という記事でした。どのように変わるか、いまどのような議論がなされているかが、やさしい言葉で解説してくれているのが良かったです。
あとは「インボイス制度」についてですね。財団法人だったらどのように対応するか、一般企業とは異なる点に特化して書かれているのがとても助かりました。

無料のセミナーで会計の知識をアップデート!

上崎
ありがとうございます。では最後に、入会してみて特に良かったことがあれば教えていただけますか。
吉岡様
相談サービスや毎月届く専門誌も役に立っているんですが、正会員が無料で受けられる録画版のウェブセミナーもよく視聴しています。
さまざまなテーマのセミナー動画が用意されています。たとえば、コロナ禍での立ち入り検査はどのようなものか、など「いま」に対応した公益法人の運営についてオンラインで無料で視聴できるのは助かっています。セミナーはもちろん後輩も視聴しています。
上崎
吉岡様は弊会のサービスをまんべんなく「使い倒して」いただいて、私としても非常にありがたい思いです(笑)。
吉岡様のように現場で最大限ご活用いただいているお話を伺えて大変うれしかったです。本日はありがとうございました。
吉岡様
ありがとうございました。

法人情報

法人名:小倉百人一首文化財団
事業内容:日本文化、芸術の振興事業
インタビューご対応: 株式会社AMG 吉岡様

インタビュー担当より一言

今回インタビューにご協力いただきました嵯峨嵐山文華館(運営:公益財団法人小倉百人一首文化財団)様のホームページはこちらです。
ホームページ

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